【感想】サバイバルヤルオ【ネタバレ】
長かった連載がようやく終了。
更新お疲れ様でした。
気持ちが仕事に戻らないので、ちと感想を吐き出してリフレッシュ。
ネタバレアリアリなのでご注意~。
元になったゲームは知りませんが、かなりアレンジされておるようで、オリジナルのように読み切れました。
パティシエになる夢を諦めて逃げ帰ってきたダメ男と、革新的な新エネルギーを開発して命を狙われるような世界的天才少女。
様々な紆余曲折の一つ一つに、緊張したり、喜びながら、読みきれた。
一番好きなシーンはやっぱり、温泉の和解シーンとその後の生活なわけですが、終わり方も結構好きだった。
圧倒的に立場が違う、能力も違う二人が、無人島という環境だったからこそ生まれた絆。
それが幻想だからこそ、この二人の絆は尊いものだったのではないだろうかと思うわけです。
やる夫は自分でそういう世界に戻る選択をしてハルヒと気力を失ったけど、またご飯の味で自分を取り戻した。
二人の道は一瞬だけ交わって、もう二度と交わらないかもしれないけど、そんな彼女から得られたもので、やる夫はこれから本当に自分の夢を叶えられるだろう。
こんだけ真剣に夢とか生きるとか、そういうことを描く作品を書くのにどれだけのエネルギーが要ったのか。
遭難されていた時期もありましたが、見事に書ききってくれて、本当に良かったです。
この週末は1から読みなおすことになりそうだな……。