ヤーシャの国の魔法技師_振返り
割烹に書くほどでもないけど、振返りを備忘として。
すぐ忘れるからね。
今回の作品は一年ぶりの投稿でした。
前作「れぶなんと」を二宮杯に出してから一年、仕事も落ち着いてきたし、
早く帰れと残業を抑制されていたおかげもあって、
ゲームばかりしていてアウトプットが全くありませんでした。
書こうと思っては居ましたが、書き始めたきっかけ自体は、筆ならしでした。
ですがまぁ、それだけでは味気ないので、
目標は2つ立てていました。
1.当然完結
2.書きすぎない
1.は良いですよね。
問題は2.です。
書きすぎないと思ったことは2つ。
a.技術を書きすぎない。
b.心情を書きすぎない。
a.技術を書きすぎない。
同職の人に不満を持たれても、それ以外の人が離れないよう、技術メインにはしないように、と思っていました。
技術について基礎を書き、それを覆す描写とその説明、とやっていると、今千文字かかっているところが、六千、一万と膨らむのが目に見えていたからです。
情報技術は学問としての地位も低く、専門家以外はまったくの無知です。学校でならう学問や、他のファンタジー小説の知識を下敷きとした描写ができません。
結論から言うと、これはものすごく失敗しました。bほどではありませんが。
狙っていたことをやって、狙いどころが悪かったという話で、自己満足としては納得があります。
bの問題もあいまって、技術よりも働きぶりに関する部分を「社畜乙」と簡単にけなせてしまうため、感想すらついていないという敗戦以前の状態でしたが。
b.心情を書きすぎない。
そしてそれ以上に失敗だったのが、心情を書きすぎない、でした。
やろうとしていたことは単純です。
どう行動した、どう考えた、だけど何を感じていたのかは書かない。
行動から読ませられるだろうか?、と。
なんでも説明を書きたがるくせをやめたい、と思ってあえて軽くしたかったのですが、良い感想がつかない程度には何も伝わらなかったようです。
結果としては私の技量不足でした。ちゃんと冷静に読みなおして、加筆する必要がいくつもあったかな、と終わった今では思います。
また、テーマも悪かった。なろう主流の「何不自由なく成り上がる」からズラした結果、「ストレスばかりたまる」「社畜乙」としか感じられなかったようです。
※言い訳
毒殺されかねない檻の中(と瑛士は思っている)では、働いて自分を証明しないと生きていけません。しっかりとペースを落としてまでそこを描いたのだから、脳天気に生きられないのだ、と伝わるかなーと思ったら伝わりませんでしたね。全体的にこれを「説明」して感情を「解釈」してあげる必要があったのかなと。
社畜イコール叩くモノ、というネット認識上、彼の必死さは滑稽で非なろう異世界的なものとしか見てもらえなかったのは、キャラクターに申し訳ない。
一年も眠らせてしまった筆ではこの程度でした。
書き直すつもりはありませんが、次は逆の方向性で書こうかなと書き始めています。
ではまた。